きもののお手入れ

お着物のお悩みを幅広く解決します。

大切な思い出の詰まった着物ですが、長年タンスにしまったままだったり、お着物を 着用してそのままにして放置をしていると、シミが出てきたり、カビが生えたり、ほころびができてしまったり・・
 たとえ保管状態が良くてもきものはデリケートなものです。カビやシミを長年そのままにしてあると簡単には取れない汚れとなってしまいます。

また、状態がきれいでもサイズが合わなかったりする場合もありますので、お着物の メンテナンスは定期的に行って下さい。
お母様やお祖母様より受け継いだ着物などをご自身に合うように染め替えをしたり、若い頃に購入されて派手に感じるものを、抑えた色味に彩色直ししたりすることも可能です。
振袖や帯などの金箔部分が剥げてしまった場合は、金彩加工で美しい状態に戻すこと も可能です。

当店でのご購入の有無にかかわらず、初めてのお客様もお気軽にご相談ください。

着物のクリーニング

丸洗い

着物をほどかずに洗えます。
ドライクリーニングの技術を着物に応⽤したクリーニングです。全体のチリ汚れ、ちょっとした油・⽪脂汚れ、ファンデーションに最適です。

丸洗い 価格表
⼩紋・袖・⾊無地(袷)
8,800円(税込)
訪問着・付下(袷)
8,800円(税込)
⻑襦袢(振袖⽤含む)
7,260円(税込)
袋帯・名古屋帯
7,260円(税込)
コート・⽻織
8,360円(税込)
祝い着
5,720円(税込)
祝い着⻑襦袢
4,400円(税込)
留袖・振袖
11,000円(税込)

汗抜き

汗をかかれた場合は同時に汗抜き加工もおすすめ

汗抜き 価格表
⼩紋・袖・⾊無地(袷)
4,950円(税込)
訪問着・付下(袷)
4,950円(税込)
⻑襦袢(振袖⽤含む)
3,850円(税込)
袋帯・名古屋帯
3,850円(税込)
コート・⽻織
4,950円(税込)
祝い着
4,950円(税込)
祝い着⻑襦袢
3,850円(税込)
留袖・振袖
5,500円(税込)

クリーニングご利用の流れ

※事前のご連絡がなくても承ります。
※汚れが付着した際は決して擦らず、お早めにお電話またはご来店ください。

ご来店

着物を店舗へお持ちください。拝⾒させていただきシミやほつれなどの状態を確認します。

お見積り

しみ抜きなどが必要な場合は別途お⾒積りいたします。

加工

納品

納期は基本的に1ヶ⽉程度いただいています。 急ぎの場合は応相談で対応します。

きものを汚してしまっても、決して擦らずすぐにご相談下さい。

着物のメンテナンス

メンテナンスの方法

  • 丸洗い

    ⼤切なきものをほどかずにそのまま洗う⽅法です。 着⽤後の汚れがある場合等には、この⽅法がお勧めです。
    ただし、年数の経過したカビやシミ・⻩変などは落とすことができないので、その場合はシミ抜きなどを⾏ってください。

  • 洗い張り

    仕⽴てられたきものをほどいてハ縫いをし、反物の状態に戻してから⽔洗いをすることです。昔から⾏われているお⼿⼊れの⽅法です。

  • シミ抜き

    きものについたシミや汚れをきちんと取り除くには、個々の シミや汚れをそれぞれにあった⽅法で取り除く必要があります。
    特に⻩変の場合、⼀旦その箇所を脱⾊し同じような⾊を挿していく「染⾊補正」をするので、⾼度な技術が必要となります。

  • 染め替え

    お持ちのきものの⾊を薄い⾊から濃い⾊へ地⾊の染め替えをすることにより、雰囲気ががらりと変わります。

  • 彩⾊直し

    明るく派⼿になったと感じる柄の⾊を渋く落ちつかせた⾊に変えることができます。

  • ⾦彩加⼯

    ⾦箔加⼯などは時間の経過とともに⾃然にはげ落ちることが よくあります。
    その場合は、新たに⾦箔をかぶせることにより、以前の状態により近く戻すことができます。

着用後のセルフメンテナンス

01) ⾵を通して汗や湿気をとる

着⽤後のきものは、体温や湿気をたくさん含んでいるので、すぐにそのままタンスにしまってしまうと、カビ・シミ・⻩ばみなどの原因となってしまいます。
脱いだきものは、きもの⽤ハンガーに掛けて⼀晩吊るしておき、湿気を取り除きます。(⼀晩⼲すのが厳しければ、直射⽇光に当たらない⾵通しの良い部屋に最低でも2時間程度⼲してください)
※帯・⻑襦袢なども同様 に扱います。

02) 柔らかいタオルなどで埃を落とす

最低でも2時間⼲した後は、乾いた清潔なタオルなど柔らかいものをブラシ代わりにして、きものに付いた埃を払います。
同時に、汚れやシミなどもないかきちんとチェックします。箔や刺繍の部分は⾮常に繊細なので、この部分の埃は丁寧に扱ってください。決してこすったりしないで下さい。

03) シミ・汚れを隅々までチェック

衿・袖⼝・前⾝頃・裾回り・腰などは特に汚れやすいので、要チェックしてください。シミや汚れを⾒つけたら、⽷で印を付け、原因を忘れないようにメモなどしておきましょう。
汗などのシミに関しては、⽔で絞ったタオルなどで良く拭き取り、⾵を通します。しつこい汚れなどは、⼤切なきものを傷つけないために専⾨家に任せるのが⼀番いいです。
※万が⼀シミ・汚れを⾒つけても決して擦ったりしないでください(シミや汚れが他の場所に広がってしまう可能性があります)応急処置としては、ひとまずティッシュペーパーなどを重ね置きしておき、できるだけ早く専⾨家に相談し、処置してもらいましょう。

04) 半衿を外して汚れを落とす

ぬるま湯に中性洗剤を溶かしてつけておき、たたくように洗います。 タオルで⽔っけを取って影⼲しし、乾いたらアイロンをかけます。ただし、絹は縮んでしまうのでスチームは絶対に書けないでください。

05) シワにアイロンをかける

シワの⽬⽴つ部分には、あて布をあててアイロンをかけます。軽くおさえ るように、⼿早くかけましょう。
※必ず当てぬのをしてください

アイテム別メンテナンス

ぬくもりのある内にシワを伸ばし、きもの⽤ハンガーなどに掛け2時間ほど⼲し、熱と湿気をとります。
半衿
洗える素材のものは⼿洗いしてOK!洗った後は絞らず陰⼲しをします。
⼩物
腰紐・伊達締め・帯揚げ・帯締めなどの⼩物類は、しばらく⾵通しの良い場所でかけておき、湿気を取り除きます。
※⽇陰で⼲す
⾜袋
その⽇の内に洗い、形を整えて⾵通しの良い場所で陰⼲しした後、アイロンをかけます。
※汚れがひどい場合は、洗剤をつけた⻭ブラシなどで軽くこすってから洗濯してください。
履物
草履を履いた後は、⾵通しの良い場所で陰⼲ししてください。 ⾬の⽇に使⽤した場合は、後⽇で結構ですので天気の良い⽇に裏⾯を上にして⼲し、よく乾かしてから汚れを落とします。
草履のお⼿⼊れ⽅法は、素材によって若⼲異なりますので以下を参考にしてください。
  •  ■合⽪素材かたく絞った布で拭き、その後乾いた布で⽔っけをよく取ります。
  •  ■裂地(布製のもの) 柔らかいブラシやハケで、ホコリや汚れを落とします。
  •  ■エナメル(⽪⾰)エナメル専⽤クリーナーを含ませた柔らかい布で拭いた後、乾拭きします。
  •  ■爬⾍類(ワニ⽪など)乾いた柔らかい布で良く拭いて汚れを落とします。
 ※クリーナーは、時間が経つと若⼲変⾊してしまう場合がありますので、使⽤する場合には注意してください。説明書をよく読み、使⽤後はきちんと拭き取っておきましょう!

きものを汚してしまっても、決して擦らずすぐにご相談下さい。